サントミューゼ(上田市交流文化芸術センター・上田市立美術館) おかげさまでサントミューゼは10周年

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【レポート】平山優と巡る上田城と特別展

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サントミューゼ

2016年7月23日(土)、2016年NHK大河ドラマ特別展「真田丸」もっと楽しむ関連企画として、「平山優と巡る上田城と特別展」を開催しました。

 

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ここは上田城本丸櫓門前。
上田で特別展「真田丸」を見るのであれば、その歴史の舞台である上田城は外せません。
真田家の歴史を肌で感じ、展覧会の内容を深く理解するため、本日も2016年NHK大河ドラマ「真田丸」の時代考証を行っている平山優先生にご案内役をお願いしました。参加者は20人。

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まずは現在残っている上田城は真田昌幸の時代のものではなく、真田氏のあとに上田を治めた仙石氏時代のものであることを解説。

後ろに見えるのは「真田石」と呼ばれる大きな石。信繁の兄・真田信之が上田から松代にお国替えになった際に運んで行こうとしても動かなかったのだとか。

 

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櫓門周辺の解説を終えて、参加者みんなで記念写真を1枚。

 

 

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さて、ここはどこかと申しますと、実は大河ドラマ館の中。大坂冬の陣で信繁が築いた真田丸の様子をドラマ館の中に再現したもの。参加した皆さんはドラマと現実の間を行ったり来たり。

 

次に訪れたのはここ。真田丸の中ではありませんよ。

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上田城本丸に雄姿を見せる櫓の内部です。この櫓は江戸時代初期のもの。明治維新後、移築されて遊郭として使われていたものを買い戻し、再び元の場所に戻したものなのです。

 

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本丸の中には一段高い場所が写真の奥に見えます。この段上に関ヶ原合戦後2~30年経た頃に描かれた絵図に「天主跡」との記述があること、堀の底から金箔の付いた鯱瓦が見つかっていることから、おそらく上田城にも諏訪・高島城程度の3層の天守閣があったと考えてもおかしくないとのことでした。

 

そして本丸から崖下に下りて、上田城を見上げる位置に移動。上田城が千曲川の断崖の上に建っていることがよくわかる位置まで来ました。

 

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真田昌幸の時代には、この建っている場所は千曲川の流れがあり、尼が淵と呼ばれる場所でした。ちなみにこのアングルは大河ドラマ「真田丸」のオープニングにも出てきますね。

 

その後、美術館の「真田丸」展会場へ移動。家紋ののぼりがお出迎えしました。
早速、この家紋はだれのものか、簡単なクイズ。

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右から大谷吉継、石田三成、豊臣秀吉、徳川家康です。

 

そして展示室ではこの展覧会の一番の注目資料、真田信繁が使用したと伝えられる鉄二枚胴具足(正面)、薙刀(右)とご対面。

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信繁の息吹を間近で感じられる機会になったようです。