【レポート】親子版画年賀状教室
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平成28年12月3日(土)・4日(日)の2日間にわたって、親子版画年賀状教室を開催しました。
今回は、木版画(もくはんが)という技法で刷ります。
木の板に絵を写して彫ったものに、インクをつけてバレンでこすり、紙に写しとる方法です。
教えていただいたのは、信州版画協会会員の宮崎さゆりさんです。
はじめに、彫刻刀の種類や扱い方、また制作の手順を教えていただきます。
それでは、自分の作品をつくってみましょう!
まずは全体の下絵を考えてハガキ大の枠の中に描きます。
トレーシングペーパーに、色ごとに1枚ずつ下絵を分解して写します。
その下絵を裏返し、カーボン紙を使って版木(はんぎ)に写します。
下絵の線に沿って、彫刻刀で彫っていきます。
ゆっくりね。
いよいよ刷ってみます!
ひとつの紙に、幾つかの色版を刷り重ねて、ひとつの絵にしていきます。
うまく刷れているかな?
彫り足りなかったところはもうちょっと彫って。
グラデーションにも挑戦!
消しゴムはんこで、文字や名前も入れてみよう。
お友だちや親戚に送るハガキ用と、作品展用の作品とを、それぞれ刷っていきます。
だんだん刷り方のコツがつかめてきたみたい。
最後にみんなで鑑賞会。
子どもたちからは「ハガキを送るのが楽しみ。」「同じところに重ねて刷るのが難しかったけれど、面白かった。」
大人からは、「少し色を変えるだけで随分印象が変わり色々試してみたくなった」「子どもの時以来で彫刻刀を握ったがとても楽しかった。」などの感想があがりました。
制作した作品は「親子版画年賀状教室作品展」として、12月23日(金・祝)から1月9日(月・祝)まで、子どもアトリエで展示します。ぜひご覧ください。