概要
4月の「犀の角」での初演を皮切りに
全国公演を経て、サントミューゼでの凱旋公演が決定
京都演劇界が生んだ至宝、劇作家・演出家のマキノノゾミが同じく京都にルーツを持つ「犀の角」とタッグを組み、マキノ演劇の原点であり、つかこうへいの代表作のひとつである「初級革命講座飛龍伝」を制作。北区つかこうへい劇団で、つかこうへいの薫陶を受けた俳優陣と共に全国7カ所での上演に挑む。小劇場で様々な才能が熱狂的に競い合った80年代から40余年。他人をこき下ろし自らは責任を取らない時代に、全学連の元闘士と機動隊員の濃密なやり取りを描いた物語とつか流の熱狂的な台詞回しは現代を生きる我々にどう響くのか?モアパッション、モアエモーション!すべての息づかいに耳を傾けろ。
【STORY】
安保闘争で全学連と闘った機動隊の指揮官・山崎は、全学連の機動隊殺しと言われた熊田留吉ともう一度対決することを夢見ている。闘いの場から逃げ出した熊田は、今や投石用の「石磨き職人」に身をやつしている。恋仲になった女学生・小夜子に警棒を振り下ろした山崎は、傷つきながらもあの日々を忘れることが出来ない。山崎は熊田の娘アイ子と共に、熊田に再び立ち上がり、対決することをけしかける。投げ手を選ぶという伝説の石「飛龍」を抱き、熊田が再び蜂起する時は来るのか・・・。
プロフィール
マキノノゾミ
静岡県出身。劇作家・脚本家・演出家。同志社大学文学部卒業。劇団 M.O.P.(1984~2010)主宰。日本劇作家協会会員、現在は評議員。主な受賞として、97年『東京原子核クラブ』で読売文学賞、01 年『赤シャツ』(作)『黒いハンカチーフ』(作・演出)で紀伊國屋演劇賞個人賞、新国立劇場『怒濤』(演出)で読売演劇大賞優秀演出家賞・作品賞、『高き彼物』(作)で鶴屋南北戯曲賞、08 年『殿様と私』(作)で読売演劇大賞作品賞、11 年『ローマの休日』(脚本・演出)で菊田一夫演劇賞、22 年『昭和虞美人草』(作)で芸術選奨文部科学大臣賞、同年秋、紫綬褒章など。
武田義晴
神奈川県出身。北区つかこうへい劇団結成以前の 1992 年「飛龍伝’92」で初めてつかこうへい作品に参加。以降、つか作品に欠かせない役者として数多くの舞台に出演。北区つかこうへい劇団に 6 期生として入団し2016 年退団。
吉田智則
東京都出身。東京学芸大学在学中に北区つかこうへい劇団に 2 期生として入団。数多くのつかこうへい作品に出演する。2001 年退団後、舞台、テレビに多数出演。
木下智恵
熊本県出身。北区つかこうへい劇団に 10 期生として入団、在団中より劇団内外の舞台、映像作品に出演。2011年の劇団解散公演を経て、現在フリーで活動中。
【ご観劇に際しての注意事項】
本公演では、原作の世界観を損なわないよう、作品が描かれた当時の時代背景を考慮し、できるだけそのままのセリフで上演いたします。
そのため、現在では不適切と感じられる表現が含まれている可能性がございます。予めご了承の上ご観劇ください。
日時
2024年5月25日(土)14:00開演(13:30開場)
2024年5月26日(日)14:00開演(13:30開場)
会場
会場 サントミューゼ 大スタジオ
チケットインフォメーション
【チケット発売日】3月16日(土)10:00~
【料金】
席種 | 料金 |
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一般 | 3,000円 |
U-25 | 1,500円 |
※未就学児の入場はご遠慮ください。
※U-25(公演日時点25歳以下)チケットは、入場時に生年月日が確認できる証明書をご提示ください。
※やむを得ない事情により、出演者並びにスケジュールが変更になる可能性がございます。予めご了承ください。
※車椅子席をご希望のお客様は、サントミューゼ窓口へお問い合わせください。
(ご登録無料・ご予約後7日以内にサントミューゼ窓口もしくはセブン-イレブンで受け取り)
【プレイガイド】
サントミューゼ(インターネットチケット予約、窓口)
作:つかこうへい
演出:マキノノゾミ
出演:武田義晴 吉田智則 木下智恵
主催 上田市(上田市交流文化芸術センター) / 上田市教育委員会